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映画『ヤクザと家族 The Family』感想とあらすじ|市原隼人がいい

2023年5月2日

市原隼人_ヤクザと家族

概要・キャスト

公開日:2021年1月29日
監督/脚本:藤井道人
主題歌:millennium parade 「FAMILIA」
キャスト:綾野剛・舘ひろし・尾野真千子・市原隼人・北村有起哉・磯村勇斗・豊原功補・駿河太郎・寺島しのぶ

あらすじ

覚醒剤で父親を亡くした賢治(綾野剛)は、柴崎組組長の柴崎(舘ひろし)の命を救います。賢治を気に入った柴崎は、自暴自棄になっていた賢治をヤクザの世界へ誘いますが、賢治は断ります。

ですが、賢治も柴崎に命を救われ、賢治はヤクザの世界へ足を踏み入れることになります。

そして、柴崎と賢治は父子関係を結び、月日が経つにつれ、賢治はヤクザとして存在感を放っていきます。

感想

※ネタバレ含みます。

1999年→2005年→2019年と話が進んで、反社会勢力の時代背景が描かれていて興味深かった。

収監された賢治(綾野剛)が、14年間の刑期を終えて出所すると、世の中の暴力団を取り巻く環境がガラリと変わっていた。賢治の居場所はどこにもなく、反社会勢力に対する世間の風当たりはとてつもなく酷い状況になっていた。

賢治は、ヤクザから足を洗うけど、世間の評価はそれでは済まない。元反社って5年間口座作れなかったり就職できなかったりするんだと初めて知った。社会でやり直そうとしている人に対してかなり厳しい。でも、そうなるから、最初から反社にはなるなよという抑制なのか。

由香(尾野真千子)も反社と知り合いってだけで、役所を辞めさせられて、娘まで学校で差別され、住んでいた街を出ることになった。娘が1番可愛そうだったな。

もうレッテルは剥がれないから、日本国内だと平穏な暮らしは難しいんじゃないかな。海外移住して一からやり直す方が簡単かも。

とにかく、賢治が出所した後は、とても虚しいし悲しいし、テンション落ちた。

あと、市原隼人の演技が絶妙で印象的だった。

というわけで、映画『ヤクザと家族 The Family』は、 です。

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