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ドラマ『聖者の行進』感想とあらすじ「いしだ壱成が神がかっている」

2020年7月17日

聖者の行進-ドラマ

概要・キャスト

放送日:1998年1月9日〜3月27日
脚本:野島伸司
主題歌:中島みゆき「糸」「命の別名」
キャスト:いしだ壱成・酒井法子・広末涼子・雛形あきこ・松本莉緒・安藤政信・渡辺慶・小林正寛・斉藤洋介・段田安則・デビット伊東

あらすじ

生まれつき知的障害を持つ永遠(いしだ壱成)は、竹上製作所という工場に住み込みで働くことになります。

竹上製作所は積極的に知的障害のある人たちを雇っていて、工場には他にも知的障害者が住み込みで働いていました。

しかし、世間では評判のいい竹上製作所ですが、本当の目的は、知的障害者を雇用すると国から受け取れる助成金でした。知的障害者の不当な賃金に加え、工場内では知的障害者に対する虐待が日常的に行われていたのです。

永遠も他の知的障害者と同様に虐待を受けますが、必死に耐え笑顔で乗り切ろうとします。

永遠は、竹上製作所で働き始めてからありす(広末涼子)という女子高校生に出会います。ありすは永遠の純粋無垢なところに惹かれていき、永遠もまた今まで体験したことのない感情をありすに抱きます。

幸せになるはずの2人でしたが、ありすは電車に引かれそうになった永遠を助けて帰らぬ人になります。

そして、知的障害者たちに音楽を教えている音楽教師のもも(酒井法子)は、竹上製作所内で起きている惨状を知ることとなります。

感想

■実際に起きた虐待事件がモチーフ

1995年に茨城県水戸市の段ボール加工会社で起きた事件がモチーフになったドラマ。通称・水戸事件と呼ばれ、ドラマの内容と同じように、国からの助成金目当てで知的障害者を雇い、工場内での虐待や給料未払いなどがあった事件です。

■永遠(いしだ壱成)が愛おしい

主人公の知的障害者・永遠(いしだ壱成)の心が綺麗で愛おしい。彼には人間の悪の部分が全くない。イケメンだし、ありす(広末涼子)が惚れてしまうのも無理はない。永遠の心優しい言葉や行動に何度も感動して泣きました。特に、第1話の橋の上でのもも(酒井法子)との会話シーンと、第11話の裁判シーンは大号泣でした。

■神がかったいしだ壱成

そんな心優しい永遠を演じたのがいしだ壱成。演技が神がかっているんですよね。「未成年」のときの役もよかったけど、聖者の行進の役はさらにいい!現在のいしだ壱成しか知らない方はこのドラマを見ると見方がガラリと変わると思います。

■キャストの演技がいいね

いしだ壱成の演技は神なのですが、その他キャストの演技も凄い。松本莉緒の目の見えない演技も抜群に上手い。段田安則も殴りたくなるくらい見る側を気分悪くさせてくれます。全体の演技力が高くて痺れますね。

■もう放送できない

過激なシーンが多いから今じゃ絶対に地上波では放送できないでしょう。虐待シーンはとにかく過激で胸糞悪い。目を覆いたくなるようなシーンがたくさん出てきます。ラストで悪者は成敗されたのが救いでした。

ということで、ドラマ「聖者の行進」は、いしだ壱成が神がかっている野島伸司の名作です。

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