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映画『家族はつらいよ』感想とあらすじ|昭和感ハンパない

2020年7月7日

家族はつらいよ_感想

概要・キャスト

公開日:2016年3月12日
監督:山田洋次
音楽:久石譲
キャスト:橋爪功・吉行和子・西村雅彦・夏川結衣・中嶋朋子・林家正蔵・妻夫木聡・蒼井優・風吹ジュン

あらすじ

東京郊外で3世代で暮らしている平田家。ある日、もうすぐ誕生日を迎える妻(吉行和子)に欲しいものはないか?と夫(橋爪功)が聞くと、妻は離婚届を持ってきてサインが欲しいと言います。今までそんな素振りは見せてこなかった妻に夫は驚き、家族を巻き込んで大騒動となります。

感想

■ 人の家の話

両親が熟年離婚しそうになり周囲の家族が大騒ぎするという映画。舞台はほとんど家の中。人の家の日常を覗き見しているような感覚でした。

■ 昭和感ハンパない

それにしても昭和感がすごい。亭主関白な父と奥ゆかしい母。長男一家と共に暮らし家事は全て長男の嫁。長男の嫁が次男を含めて家族全員の食事を作っていることにビックリ。なにより子育てより義理の父の世話のほうが大変そう。これに文句を言わない嫁なんて現代には存在しないのでは。なんとも古臭い設定。

■ 西村雅彦の小ネタ

見どころは、ところどころに散りばめられた西村雅彦の小ネタ。西村雅彦は父譲りの亭主関白な性格なのですが、いざとなると弱い。そんな弱さが面白く表現されていて笑えました。

■ 正論で冷める

家族全員少し変わっていて離婚問題も解決しないのが面白かったけど、蒼井優が演じる次男の恋人の常識のある看護師が参入してきたことで何だか冷めてしまった。あのゴチャゴチャした吉本新喜劇的な感じが良かったのに正論を言っちゃうから。

最後は、橋爪功(父)が吉行和子(母)に感謝の言葉を伝えることで解決。橋爪功が離婚を承諾したところは少し泣けました。

というわけで、映画『家族はつらいよ』は、 です。

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