映画の感想

映画『オルカ』感想とあらすじ「シャチの人間への復讐劇が面白い」

2021年8月22日

オルカ

概要・キャスト

公開日:1977年12月17日
監督:マイケル・アンダーソン
キャスト:リチャードハリス・シャーロットランプリング

あらすじ

カナダの東海岸で暮らす漁師のノーラン(リチャードハリス)は、雄のシャチを水族館へ売るために海でシャチを捕獲しようとするが、間違えて妊娠中の雌のシャチを殺してしまいます。

雌のシャチを殺し雄のシャチの捕獲にも失敗したノーランは沖へ戻ります。後日、ノーランが殺した雌のシャチが海岸に上がっていることに気付きます。妻子を殺された雄のシャチが宣戦布告をしたのです。

そして、雄のシャチがノーランへの復讐を始めます。

感想

■ 人間に妻子を殺されたシャチ

人間を襲う海の動物といえばジョーズですが、この映画はタイトル通り、シャチが人間を襲う話です。ジョーズと異なる点は、復讐が目的で人間を襲うというところ。

大事な人を殺したある人物への復習という目的で、特定の人間を狙っているわけで無差別ではない。やられたからやり返しているだけ。まるで人間と同じような感情を持つシャチの復讐劇が面白い。

■ シャチの復讐がすごい

シャチが、ジワジワと標的の人物を追い詰めていく展開にハラハラ。危険だから海の近くに近寄るなよとずっと思いながら見ていた。ラストで、シャチが人間を助けると見せかけて強烈な一髪を食らわすシーンは凄かった。豪快で壮大な映像も見応えあり。

■ 頭のいいシャチ

この映画を見て、シャチの頭の良さを痛感しました。この映画を見る限りでは人間と同じくらいの知能持ってるんじゃないかな。

そして映画を観た後に、Youtubeでシャチが水族館で人間を楽しませるためにショーをさせられている姿を見てしまい、シャチを水族館に売ろうとして倍返しにあった主人公を思い出して、複雑な気持ちになりました。

というわけで、映画「オルカ」は、シャチの復讐劇が面白い70年代の色褪せない名作です。

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