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韓国映画『母なる証明』感想とあらすじ「冒頭とラストシーンがシュール過ぎ」

2022年1月18日

母なる証明_映画

概要・キャスト

公開日:2009年10月31日
監督:ポンジュノ
製作国:韓国
キャスト:キムヘジャ・ウォンビン・チング・チョンミソン

あらすじ

韓国の田舎町で女子高校生が殺される事件が起きました。被害者の女子高校生は、頭を殴打され、屋上から身体を吊るされる格好で、死体で発見されたのです。

犯人として疑われたのは、知的障害を持つ青年・トジュン(ウォンビン)でした。殺人現場にトジュンのものと思われるゴルフボールが合ったことでトジュンは殺人容疑で逮捕されます。

トジュンの母親(キム・ヘジャ)は、トジュンの潔白を晴らすために、警察や弁護士に助けを求めますが、相手にされず、自らの手で事件の真犯人を突き止めようとします。

感想

※ちょっとネタバレ含みます。

■ 正直、パラサイトより面白い

めちゃくちゃ面白かった!ポンジュノ監督といえば、アカデミー賞を受賞した韓国映画「パラサイト」が有名ですが、私は断然この「母なる証明」の方が面白いと思った。

知的障害のある息子が殺人容疑で逮捕され、無罪を信じる母親が、息子を助けるために真犯人を追うというストーリー。だと途中まで思っていたのですが、途中からなんとなく「え、もしかして息子が本当に殺したんじゃ...」と思い始める。

何が本当で何が嘘か分からなくなっていく世界観がワクワクドキドキする。真実が判明したのに無罪の真犯人が捕まったときは結構衝撃。

結末は、見る側の考察が必要な部分があるにせよスッキリ。伏線もきちんと回収してくれた。

■ 冒頭とラストがシュール過ぎる

映画の冒頭とラストで、母親(キム・ヘジャ)が下手な踊りを披露するシーンがシュール過ぎる。母親が自分がやった嫌なこと(殺人+息子の殺人罪を無罪の障害者に背負わす)は全て忘れて踊ろうという不気味なシーン。ラストの踊りで、最初の踊りの意味が回収される。とにかくこのシーン最高。

■ いとうあさこいたよ

キャストの演技も文句なし。やはり韓国俳優はいいですね。キムヘジャの狂気の演技に、ウォンビンの純粋無垢なのかサイコパスなのか分からない知的障害者の演技は素晴らしい。あと、チングの顔面かっこいい。

あと、女子高校生の写真を何枚か見るシーンで、いとうあさこに激似の写真が途中で1枚出てきて「あっ!」と思った。調べたら別人みたいでした。それにしてもソックリ。

とういうわけで、韓国映画「母なる証明」は、パラサイトよりも面白いポンジュノ監督の映画です。

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