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映画『怒り』感想とあらすじ|18歳の広瀬すずの演技がすごい

2020年7月2日

怒り_広瀬すず_映画

概要・キャスト

公開日:2016年9月17日
原作:吉田修一「怒り」
監督/脚本:李相日
キャスト:渡辺謙・宮崎あおい・松山ケンイチ・妻夫木聡・綾野剛・森山未來・広瀬すず・佐久本宝

あらすじ

東京郊外の住宅街で、若い夫婦が惨殺される事件が起きました。犯人は逃走して指名手配中。1年後、東京・千葉・沖縄の各地にに経歴不明の3人の男が現れます。

3人とも次第に周囲の人間と仲良くなっていきますが、1年前に東京郊外で起きた指名手配中の殺人犯に似ているということで状況が変化していきます。

感想

■ 英国人殺害事件

2007年に千葉県市川市で実際に起きた英国人女性殺害事件(リンゼイ・アン・ホーカーさん殺害事件)がモチーフになった映画。世界でも有数の安全な国だと言われる日本で、イギリス人女性が殺害されるという世界でも反響を呼んだ事件です。

しかも、犯人は走って逃亡して、整形して逃げまくったという衝撃的な展開となった。この犯人の逃亡劇が脚色されて映画化されたというわけです。

■ 犯人が誰か分からない

最後まで犯人誰だか分からなかった。松山ケンイチも森山未來も綾野剛も全員怪しい。怪しすぎてこれなら誰が犯人でも納得。そして、3人とも同じ系統の顔でナイスキャスティングでしたね。

■ 愛した人が殺人犯だったら

愛した人物が殺人犯かもしれないってなったときの優馬妻夫木聡)の裏切りは残酷だなって思ったけど、やはり肉親でもない限り、普通はあのような態度になってしまうのかな。

愛子(宮崎あおい)が、田代(松山ケンイチ)をどうにか信じようとするけど結局は疑いを払拭することができず最後に裏切ってしまったというのを見て、人を信じることって勇気いるし難しいなと思った。

■ 広瀬すず凄いな

広瀬すずが那覇で在日米軍に広瀬すずが暴行されてしまうシーンは衝撃過ぎた。あのシーンはリアルだったし、なかなかの衝撃で頭から離れない。同じ女としてとても悔しい思いになった。

広瀬すずは、撮影後のインタビューでこのシーンの撮影のあと2日間くらい人に触られるのが嫌だったと言っていたみたい。それはそうだよなって思う。あれは演技でもトラウマになるレベル。広瀬すず当時18歳ですからね、凄いと思います。

■ 宮崎あおいが印象的

宮崎あおいの演技が印象的だった。なんか宮崎あおいじゃなかったみたい。愛した人を信じたかったのに信じられなかったと大声で泣き喚くシーンとか鳥肌。軽度の知的障害があるような女の子の役だったけど、役作りバッチリだった。

というわけで、映画『怒り』は、 です。

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