映画『悪人』感想とあらすじ「脇役なのに満島ひかりの存在感が凄い」

悪人映画レビュー
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概要・キャスト

公開日:2010年9月11日
原作:吉田修一「悪人」
監督:李相日
脚本:吉田修一・李相日
主題歌:福原美穂「Your Story」
キャスト:妻夫木聡・深津絵里・満島ひかり・岡田将生・柄本明・宮崎美子・樹木希林

あらすじ

福岡県と佐賀県の県境にある峠で佳乃(満島ひかり)の死体が発見されます。

すぐに、佳乃が勝手に好きだった大学生・増尾(岡田将生)に疑いがかかるが、別に真犯人がいることが明らかとなります。その頃、祐一(妻夫木聡)は、出会い系サイトで知り合った光代(深津絵里)とデートをしていました。

実は、佳乃を殺害した真犯人は祐一で、祐一は光代に事件のことを打ち明けます。一旦は自首しようとしますが、寸前で祐一と光代は2人で逃避行しようと決めるのです。

感想・評価

総合点★★★★☆ストーリー★★★★☆
キャスト★★★★★演技★★★★★
胸キュン☆☆☆☆☆笑い☆☆☆☆☆
音楽★★★☆☆感動★★★★☆

■暗くて陰気な映画

暗かった。とにかく暗い。最初から最後まで嫌な空気しかない。地方独特の息が詰まりそうな陰気で閉鎖的な雰囲気が画面からバンバン出てて、どんよりした気分になった。

■妻夫木聡が出す不潔な雰囲気

爽やかイケメンの印象しかない妻夫木聡が、汚い金髪に青髭を生やしていて、見事に不潔感が出ていた。イケメンでも髪型や髭や服装でこんなにも雰囲気が変わるんだと思った。

■光代(深津絵里)には共感できない

光代(深津絵里)は、祐一(妻夫木聡)に出会うまで男の人と付き合ったことなくて盛り上がっちゃたのかな。出会い系で知り合って、初対面で直ぐにホテルに連れて行かれて1回ヤッただけの相手を、そんなに本気で好きになる?私が光代なら、祐一の印象最悪だけどなあ。光代には全く共感できなかった。

■深津絵里と妻夫木聡の絡みがまるで…

深津絵里と妻夫木聡の絡みのシーンが多くて、まるでAVのようなリアルな絡みでした。深津絵里の胸こそ見えないものの、肌の露出は凄いしエロいです。

■佳乃(満島ひかり)の性格の悪さ

この映画で1番印象的だったのが序盤で殺されてしまった佳乃(満島ひかり)。とにかく性格が悪い。損得を考えて人によって態度をガラリと変えるような女。自分が人を傷つけていることに鈍感だから、自分が人から傷付けられていることも気付かない。

増尾くん(岡田将生)に自分が嫌われていることに気付いていれば、殺されることもなかっただろうに。増尾くんに「あんた安っぽい。あんなみたいな女タイプじゃない」とはっきり言われないと気付かない鈍感さには驚く。車の中での増尾くんとの会話は、ウザさMAXだった。あれは、車から降ろされても仕方がない。

佳乃のウザさを全力で出していた満島ひかりが凄いですね。あの嫌〜な感じはかなりのインパクトだった。満島ひかりじゃなかったら、こんなにも印象に残らなかったかも。

■胸糞最低男の増尾くん(岡田将生)

増尾くん(岡田将生)は、佳乃(満島ひかり)と同じくらい胸糞悪い奴だった。性格悪い上に臆病者でカッコ悪い。亡くなった人の悪口を言って馬鹿にするという人として最低レベル。佳乃にムカつく気持ちは分かるけど、わざわざ背中を脚で蹴ることはない。ガードレールに頭ぶつけた音は気持ち悪かった。打ちどころ悪かったら、あそこで死んでいる。

■柄本明と樹木希林に泣かされる

佳乃の父親(柄本明)と祐一の祖母(樹木希林)の愛情が深くて泣けた。光代(深津絵里)の祐一への愛なんかより、この2人の愛に感動しました。

自分の愛する娘を見知らぬ誰かに殺されたってだけでも耐え難いのに、死んだ娘を侮辱された父親の気持ちは計り知れない。柄本明が殺害現場に来て「佳乃、父ちゃん来たぞー」って川の底めがけて話しかけるシーンは胸が締め付けられた。

樹木希林がマスコミに囲まれて頭下げるシーンは号泣。ていうかマスコミ最悪やな。おばあちゃんを大人数で囲んでフラッシュ焚くな。バス運転手(西村雅彦)が言ったように、おばあちゃんは何も悪くない。

というわけで、悪人は、胸糞悪いけど泣ける薄暗い雰囲気の映画でした。

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