日本ドラマ

ドラマ『それでも、生きてゆく』感想とあらすじ|演技が上手い

2020年8月2日

それでも生きてゆく_実話

概要・キャスト

放送日:2011年7月7日〜9月15日
脚本:坂元裕二
主題歌:小田和正「東京の空」
キャスト:瑛太・満島ひかり・風間俊介・時任三郎・柄本明・田中圭・大竹しのぶ・風吹ジュン・福田麻由子

あらすじ

15年前の夏、7歳の女の子が殺される事件が起きます。犯人は、当時14歳だった少年A(風間俊介)でした。

この事件により被害者の家族は悲しみのどん底に突き落とされ、加害者の家族は世間やマスコミから執拗な嫌がらせを受けます。

そして15年後、少年Aは当時未成年だったことから服役はせずに少年院を出所してから社会復帰していました。

加害者の家族は今だに嫌がらせを受けており、少年Aの妹の双葉(満島ひかり)は、嫌がらせの犯人は被害者家族ではないかと疑い、被害者の兄の洋貴(瑛太)に会いに行きます。

感想

■ 昔の事件を思い出す

1997年の神戸連続児童殺傷事件を思い出すドラマ。実際に起きた事件は、酒鬼薔薇聖斗と名乗る中学生が、小学生を殺害して頭部を学校の校門に置いたという衝撃的な出来事だった。今でも当時のニュース映像を思い出すだけで怖い。

■ 加害者家族と被害者家族

未成年で殺人を犯した少年Aの家族は、事件後からずっと世間から嫌がらせを受けていて、きっとそれは死ぬまで続く。罪のかけらもない妹2人は、加害者家族なんだけど実質は被害者。これからの人生で加害者家族ということで理不尽に差別されると思うとかなりハード。

逆に、被害者家族は世間から嫌がらせをされることはないけど、娘の死という現実と向き合わないといけなくて、これはこれで相当キツい。7歳の娘を殺された母親の悲しみは想像を絶する。しかも、事件当時の犯人は中学生だったから、事件から数年後に出所して今は普通に生きてるのって遺族にとったら堪らないだろうな。

■ 演技上手いな

キャストの演技がうまくて見応えがあった。

風間俊介の心があるのかないのか分からない少年Aのヤバい雰囲気の演技もよかったし、大竹しのぶの娘を殺された母親の情緒不安定な感じは、自然でリアルだった。瑛太と満島ひかりのナチュラルな演技も安定して上手い。

というわけで、ドラマ『それでも、生きてゆく』は、 です。

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