日本ドラマ

ドラマ『人間・失格〜たとえばぼくが死んだら』感想とあらすじ

2020年7月11日

人間失格_ドラマ

概要・キャスト

放送日:1994年7月8日〜9月23日
脚本:野島伸司
主題歌:サイモン&ガーファンクル「冬の散歩道」
キャスト:堂本剛・堂本光一・赤井英和・横山めぐみ・桜井幸子・斉藤洋介・加勢大周・黒田勇樹・荻野目慶子

あらすじ

中学3年生の誠(堂本剛)は、父親・衛(赤井英和)と継母の夏美(横山めぐみ)の3人で大阪から東京に引っ越します。誠は、私立の名門男子校に転入、衛はラーメン屋を開業しました。

誠が転入した名門男子校は、裕福な家庭の子供が多いが、生徒達は成績を競い合いヒステリックで陰な雰囲気が漂う学校。大阪の中学校とは異なる雰囲気に違和感を感じる誠でしたが、ある日のホームルームでクラスメイトの反感を買ったことでイジメの対象になってしまいます。

イジメは次第にエスカレートしていき、ついに誠は屋上でクラスメイトたちに詰め寄られ、屋上から足を滑らせて落下し死んでしまいます。

誠の死後、衛は事件の真相を知ります。クラスメイトからのイジメに加え、教師からの体罰もあることを知った衛は、誠を死に追いやった人間への復讐を誓うのです。

感想

■ 再放送は絶望的

面白いと言っていいのかどうなのか。フィクションと分かって見たとしても心がどんよりします。とにかく最低な奴らが多すぎて吐き気がするほど胸糞悪い。あの典型的で残酷過ぎるいじめシーンは地上波では再放送は絶対に無理だと思う。いや、動画配信サービスでも無理だな。

■ 父親がマジ怖い

ドラマ後半は、復讐する父親(赤井英和)がとにかく怖い。怒りを通り越して冷静な殺人鬼になっている。何が怖いって殺人を犯しておきながらラーメンを普通に作っているところ。これにはマジで鳥肌。いくら愛する息子を殺された復讐とはいえ、殺人の後のラーメン作りは怖過ぎる。

■ ラストはなんとかハッピーエンド

最終的には、誠(堂本剛)を死に追いやった人間は全員、父親(赤井英和)の手によって成敗され、イジメも明らかになったのでスッキリした。最終回まではクスリとも笑えなかったけど、ラストは、第2の息子もいて、7年で出所できて、なんとかハッピーエンドになったので心が救われました。

■ 斉藤洋介の演技

ロクな教師がいないんだけど、特に体罰教師の宮崎(斉藤洋介)がマジ腐ってる。弱いものイジメしかできない変態野郎でキャラの中で1番胸糞悪かった。こんなにも胸糞悪くさせてくれる斉藤洋介の演技は凄い。

■ 生徒たちの演技は微妙

赤井英和や斉藤洋介など、ベテラン勢の演技は安定して上手かったけど、生徒たちの演技は残念。顔は無表情でセリフは棒読み。感情が全く読み取れない。でもこの残念な演技が幸いしてか心のない冷酷なクラスメイトとして映ったから良かったのかも。

というわけで、ドラマ『人間・失格〜たとえばぼくが死んだら』は、 です。

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