ドラマ『高校教師』感想とあらすじ「間違いなく伝説の学園ドラマ」

高校教師ドラマレビュー
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概要・キャスト

放送日:1993年1月8日〜3月19日
脚本:野島伸司
主題歌:森田童子「ぼくたちの失敗」
キャスト:真田広之・桜井幸子・赤井英和・京本政樹・持田真樹・峰岸徹

あらすじ

高校で生物の教師をしている羽村(真田広之)は、大学研究室の教授の助手に戻れると信じていたが、教授に論文を盗まれ、教授の娘である婚約者に絶望します。

そんな羽村は、自分に好意を向けてくれる高校の女子生徒の繭(桜井幸子)に徐々に惹かれていきます。そのうち2人は結ばれ相思相愛の仲になります。

しかし、繭と羽村を取り巻く環境があまりにも不幸過ぎるため、普通のカップルのような幸せな恋愛にはなりません。そして遂に、羽村は繭の最大の秘密を知ることとなります。

感想・評価

総合点★★★★★ストーリー★★★★★
キャスト★★★★★演技★★★★★
胸キュン★★★☆☆笑い☆☆☆☆☆
音楽★★★★★感動☆☆☆☆☆

■もう放送できない内容

とにかく内容が過激で衝撃的だから、コンプライアンスへの配慮が求められている現在、もう地上波では放送できないと思う。社会問題となっているタブーを真正面から描いていて、世の中の不条理さもきちんと描かれている。世の中や人間のドス黒い部分を思いっきり描いた野島伸司らしい作品。最近はこういうドラマなくなったなあ。

ストーリーの軸は、教師と生徒の禁断の愛なんだけど、もっと別のところに大問題があるから、たかが教師と生徒の恋愛なんて禁断でも何でもないような気がしてきます。

■第8話のラストはドラマ史に残る衝撃

第8話のラストで繭(桜井幸子)の制服が脱ぎ散らかっていて父親の部屋のベッドで寝ていた姿を羽村(真田広之)が発見したシーンは、かなりの衝撃で思わず息を呑んだ。まさか父親から性的な虐待を受けていたとは。第9話の始まりで、羽村が駅のホームで抜け殻になってたけど、あんなの見たら誰でもそうなる。

■藤村先生(京本政樹)のインパクト

やはり藤村(京本政樹)のインパクトは強烈でした。教え子を無理やり襲ってビデオに撮って脅すって…。教師が。しかも学校で。サイコパスなん?正気の沙汰じゃない。突然の暴行シーンは衝撃だった。でも京本政樹が爽やかだから、どうしても嫌な奴に見えなかったなあ。騙されてしまう女子高校生たちの気持ちは分かる。

■女同士の友情が熱い

繭(桜井幸子)と直子(持田真樹)の友情が、よくある女のドロドロした友情とは違ってサッパリしているのに熱くて好きだった。直子が藤村(京本政樹)に暴行された動画を盗んで羽村(真田広之)たちに知らせたのは勇敢だった。自分のことと重なって許せなかったのだろう。

■名役者が多数出演

名役者も揃ってます。優柔不断で頼りない青年がしっくりくる真田広之のヘタレな演技が上手いです。桜井幸子の醸し出す儚い雰囲気は国宝、ゆったりした独特の話し方も色っぽい。あんな女子高生に好きと言われたら男性教師は惚れてしまう。

京本政樹と峰岸徹の常軌を逸した役をサラリとこなす安定感、赤井英和は元々はプロボクサーの割に演技が自然で上手い。あとは棒読み演技が気になるけど持田真樹がとんでもなく可愛い。

■主題歌が暗くてピッタリ

ストーリーの内容に拍車をかけるのが、故・森田童子の歌う主題歌「ぼくたちの失敗」。なんとも言えない暗い曲で、物語の不幸な内容にマッチしまくりです。

というわけで、「高校教師」は教師と生徒の恋愛ドラマではなく、社会や人間のエグい部分を描いた衝撃的なドラマで、さらには日本を代表する名役者たちが出演している名作だと思います。

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