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映画『花束みたいな恋をした』感想とあらすじ|絹は浮気したよね

2021年7月24日

花束みたいな恋をした_絹_浮気

概要・キャスト

公開日:2021年1月29日
監督:土井裕泰
脚本:坂元裕二
主題歌:Awesome City Club「勿忘」
キャスト:菅田将暉・有村架純・韓英恵・オダギリジョー

あらすじ

大学生の麦(菅田将暉)と絹(有村架純)は、明大前駅で偶然に同じ終電を逃し知り合います。趣味や好きなことが同じで意気投合し3回目のデートで付き合うことに。

運命のような出会いをして盛り上がった2人は直ぐに同棲を始めます。ラブラブだった2人だが、社会人になってから心が徐々にすれ違っていきます。

感想

■ 超リアルな恋愛模様

男女の大恋愛から別れまでの話で、このカップルの行く末の描き方が超リアルだった。最初はワクワクウキウキ、調子に乗って同棲して、マンネリ化して、喧嘩多くなってお別れという流れ。これはあるある。

付き合い始めて間もないカップルが同棲してしまうと、結婚のタイミングを逃してしまい、かといって付き合い当初のようなトキメキもなく、映画のような結末を迎えるパターンは多いと思う。

別れると決めたけど、いざ別れ話をすると寂しくなって相手が惜しくなって別れられないのもよくある。別れ話をすんなり受け入れられると、急に相手が愛おしく思えてくるのも分かる。

別れた後の2人のやり取りもリアルだった。恋人という関係を解消したことで、恋人としての相手に期待しなくなり、1人の人間として見れて逆に仲良くなるあの感じ。分かりみが凄い。

2人が別れてから、絹(有村架純)も「付き合ってるとき浮気したことある?」なんて質問も笑ってできるようになっているし、麦(菅田将暉)も絹の浮気を追求しない。

ただ、絹と麦の場合は、2人の意見が合致して円満に別れることができたけど、一方に未練があった場合は同棲していると面倒くさいこと極まりない。

浮気といえば、絹(有村架純)は加持さん(オダギリジョー)と絶対浮気したよね。その後で麦(菅田将暉)とたまたま会っちゃったときの気まずいあの感じは確実にやってしまってる。

麦(菅田将暉)が絹(有村架純)の浮気に微塵も気付かないのも「分かるわー」って感じだった。

■ 喧嘩の原因はいつも麦

絹(有村架純)と麦(菅田将暉)も、同棲当初はかなりラブラブで、この2人が喧嘩するなんて想像つかなかったけど、時が経つうちにすれ違って喧嘩三昧になってしまった。

その喧嘩の原因はいつも麦にある気がした。2人とも言い分はあるにせよ、私は絹にとてつもなく共感する。

「3ヶ月も体の関係がない相手に結婚しようなんてよく言えるよね」というセリフは「それな」と思ったし、絹が転職をするときの麦の批判的な態度は最低だった。これでは浮気されても文句は言えないよね。

■ 徒歩30分の家

2人が住む家が自然豊かでいいところなんだけど、家から最寄り駅まで徒歩30分って...。家で仕事してるならともかく毎日会社に通っている2人。同棲している恋人とのすれ違い云々よりこれが1番辛いと思う。

というわけで、映画『花束みたいな恋をした』は、 です。

ちなみに、映画で出てきた静岡県のハンバーグ屋さん「さわやか」って、実在するらしいですね。

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