2011年に公開された映画「八日目の蝉」
角田光代さんの小説を原作に、不倫相手の子どもを誘拐して育てた女性と、誘拐された過去を抱えて大人になった女性の人生を描いたヒューマンドラマです。
この記事では、映画「八日目の蝉」のキャストや登場人物、公開当時の年齢を相関図とあわせて紹介し、実話なのか、元ネタとなった事件はあるのかについても解説します。
「八日目の蝉」の相関図

「八日目の蝉」のキャスト一覧
| 登場人物 | キャスト(当時の年齢) |
|---|---|
| 野々宮希和子 | 永作博美(40歳) |
| 秋山恵理菜 | 井上真央(24歳) |
| 安藤千草 | 小池栄子(30歳) |
| 薫 | 渡邉このみ(4歳) |
| 沢田久美 | 市川実和子(35歳) |
| エンゼル | 余貴美子(54歳) |
| 岸田孝史 | 劇団ひとり(34歳) |
| 秋山恵津子 | 森口瑤子(44歳) |
| 秋山丈博 | 田中哲司(45歳) |
| 沢田雄三 | 平田満(57歳) |
| 沢田昌江 | 風吹ジュン(58歳) |
「八日目の蝉」の登場人物・役柄
永作博美|野々宮希和子役

秋山(田中哲司)と不倫関係にあり、妊娠するものの、彼に言いくるめられて中絶を選択。その結果、二度と子どもを授かれない体になってしまいます。やがて秋山の家に生まれた子供を一目見たい一心で秋山家に忍び込み、衝動的に生後6か月の赤ん坊を誘拐。誘拐した子供に「薫」と名を付け、逃避行の生活を始めます。
キャストは、当時40歳の永作博美さんです。
- 1970年10月14日生まれ
- 茨城県出身
- 出演作「伝説の教師」「週末婚」「ひとりぼっちの君に」など
井上真央|秋山恵理菜役

生後6ヶ月のときに、父親の不倫相手である希和子(永作博美)に誘拐され、4歳まで「薫」として育てられました。親との折り合いが悪く、岸田(劇団ひとり)との不倫で妊娠してしまったことで、過去と向き合います。
キャストは、当時24歳の井上真央さんです。
- 1987年1月9日生まれ
- 神奈川県横浜市出身
- 出演作「花より男子」「キッズウォー」「100万回言えばよかった」など
小池栄子|安藤千草役

過去の誘拐事件について、恵理菜(井上真央)に取材するフリーライター。実は、エンジェルホームで薫(渡邉このみ)と一緒に暮らしていました。
キャストは、当時30歳の小池栄子さんです。
- 1980年11月20日生まれ
- 東京都出身
- 出演作「リーガルハイ」「世界一難しい恋」「新宿野戦病院」など
渡邉このみ|薫役

生後6ヶ月で父親の不倫相手である希和子(永作博美)に誘拐され、希和子を母親と思って逃亡生活を送ります。本名は恵理菜ですが、希和子によって薫と名付けられました。
キャストは、当時4歳の渡邉このみさんです。
- 2006年7月25日生まれ
- 大阪府出身
- 出演作「まれ」「明日ママがいない」「べっぴんさん」など
市川実和子|沢田久美役

希和子(永作博美)が暮らしていたエンジェルホームの仲間です。夫の不倫で離婚し、子供の親権を失ったことに苦しんでいます。
キャストは、当時35歳の市川実和子さんです。
- 1976年3月19日生まれ
- 東京都大田区出身
- 出演作「雲の階段」「最高の離婚」「ブギウギ」など
余貴美子|エンゼル役

希和子(永作博美)が暮らしていたエンジェルホームの代表。訳ありの女性たちを匿っており、希和子が誘拐犯ということにも薄々気付いています。
キャストは、当時54歳の余貴美子さんです。
- 1956年5月12日生まれ
- 神奈川県出身
- 出演作「愛していると言ってくれ」「ヤンキー母校に帰る」「白夜行」など
劇団ひとり|岸田孝史役

恵理菜(井上真央)の不倫相手。恵理菜を妊娠させますが、責任を取らず頼りない存在です。
キャストは、当時34歳の劇団ひとりさんです。
- 1977年2月2日生まれ
- 千葉県千葉市出身
- 出演作「電車男」「陰日向に咲く」「浅草キッド」など
森口瑤子|秋山恵津子役

恵理菜(井上真央)の母親です。誘拐事件後、ヒステリックな性格で娘を苦しめます。
キャストは、当時44歳の森口瑤子さんです。
- 1966年8月5日生まれ
- 京都葛飾区出身
- 出演作「やまとなでしこ」「ラブジェネレーション」「万引き家族」など
田中哲司|秋山丈博役

恵理菜(井上真央)の父親。誘拐事件のきっかけを作った、希和子(永作博美)と不倫関係にあった張本人です。
平田満|沢田雄三役

久美(市川実和子)の父親です。小豆島でそうめん作りをしています。希和子(永作博美)を雇い受け入れますが、誘拐犯とは知らずに支援します。
風吹ジュン|沢田昌江役

久美(市川実和子)の母親です。夫と小豆島でそうめん作りをしています。希和子(永作博美)が誘拐犯とは知らずに、薫(渡邉このみ)も自分の子供のように可愛がります。
「八日目の蝉」は実話?元ネタは?
映画「八日目の蝉」は実話ではなく、角田光代さんの同名小説が原作です。
そして、その小説のヒントになったといわれているのが、1993年に起きた「日野不倫殺人事件」です。
この事件では、不倫関係にあった男性の自宅に女性が放火し、子ども2人が亡くなりました。
「八日目の蝉」も、不倫相手の子どもをめぐる女性の物語ですが、実際の事件とは内容が大きく異なります。
希和子が赤ちゃんを誘拐して逃亡することや、その子を「薫」と名付けて育てること、大人になった恵理菜の物語などはフィクションです。
そのため、「実話を映画化した作品」というより、実際の事件からヒントを得たとされる小説を映画化した作品、と考えるのが近いです。
「八日目の蝉」のあらすじ

1980年代半ば、希和子(永作博美)は、不倫相手の家に産まれた赤ん坊を一目見ようと不倫相手宅に不法侵入します。
しかし、一目見るだけのはずが、赤ん坊が笑いかけたことで衝動的に誘拐してしまいます。
希和子は、赤ん坊に「薫」と名付け、逃亡生活を始めました。
そして、薫を我が子のように育てながら、逃亡先で出会った人々との交流を通じて母としての愛を深めていきます。
時は流れ、21歳の大学生になった恵理菜(井上真央)は、誘拐事件の過去に悩みながら生きていました。
実の両親との関係はうまくいかず、希和子との逃亡生活の記憶が心に残っています。
恵理菜は過去を振り返るため、希和子と過ごした小豆島を訪れ、過去と向き合います。
「八日目の蝉」の作品情報
映画「八日目の蝉」は、2011年4月29日に公開されました。
原作は角田光代さんの同名小説。監督は成島出さん、脚本は奥寺佐渡子さんが手がけています。
公開年:2011年
原作:角田光代「八日目の蝉」
監督:成島出
脚本:奥寺佐渡子
上映時間:147分
10年以上前に公開された映画ですが、今見ても楽しめる色褪せない名作のため、ぜひ見てほしいです。
この記事で登場人物の相関図やキャスト情報を把握してから見ると、さらに楽しめますよ!