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仮想通貨で失敗した芸能人たち|驚きの損失額とその原因とは?

仮想通貨で失敗した芸能人

仮想通貨は一攫千金を狙える夢のある投資と思われがちですが、やり方を間違えると大きな損失を招くことも。

実際に、多くの芸能人が仮想通貨に手を出し、思わぬトラブルに巻き込まれています。

億単位の損失を出したケースや、詐欺に騙された例まで、その実態は意外と知られていません。

本記事では、仮想通貨投資に失敗した芸能人のエピソードを紹介します。

仮想通貨で失敗した芸能人

仮想通貨で失敗した芸能人で有名なのが、藤崎マーケットのトキ・TKOの木本武宏・平成ノブシコブシの吉村の3人です。

それぞれの損失額と原因は下記のとおり。

人物損失額
藤崎マーケットのトキ500万円
TKOの木本武宏7億円
平成ノブシコブシの吉村崇3000万円

それでは、原因について1人ずつ詳しく見ていきましょう。

藤崎マーケットのトキ

藤崎マーケットのトキさんは、2018年1月26日に起きた仮想通貨流出事件で大きな被害を受けています。

仮想通貨取引所「コインチェック」がハッキングされ、約580億円分の仮想通貨NEM(ネム)が盗まれ、トキさんはその被害者となってしまいました。

トキさんは当時、500万円をNEMに投資していましたが、一瞬にして財産を失っています。

被害直後、トキさんは精神的に追い込まれ、睡眠もほとんどとれず、破産状態に近い状況でしたが、数ヶ月後にコインチェックから70%が返金されたようです。

TKOの木本武宏

お笑いコンビTKOの木本武宏さんは、2017年からビットコインを購入。

ビットコインの価格は順調に上昇していきましたが、2018年に価格が暴落し、価値はピーク時の40%以下にまで下がってしまいます。

損失を取り戻そうと考えた木本さんは、FX(外国為替証拠金取引)で稼ぐことを決意し、FXトレーダーのA氏からトレードを学び始めます。

しかし、芸人として忙しくトレードの時間が取れなかったため、自分の資産をA氏に預け、運用を任せることにしました。

すると、A氏のトレードによって資産は順調に増えていきました。

その成功を仲間たちに話したところ、「自分もやりたい」という声が上がり、木本さんを含めた10人がA氏に合計1億7000万円を預けました。

しかし、数か月後にA氏の話に矛盾があることが発覚。木本さんは不安になり、「資金を返してほしい」と要求。

その結果、6000万円は戻ってきましたが、それ以降A氏とは連絡が取れなくなってしまいました。

後日、木本さんはA氏を見つけて問い詰めたところ、「途中から損失が出始め、焦ってポンジスキーム(出資金を新たな出資者の資金で補填する詐欺)に手を出していた」と告白されます。

つまり、A氏は最初から計画的に詐欺を行っていたわけではなかったものの、損失を隠すために詐欺へと手を染めてしまったのです。

さらに、木本さんは後輩のB氏にも騙されてしまいます。

B氏は「いい不動産投資の話がある」と木本さんに持ちかけ、木本さんは信じてしまいました。

そして、仲間たちの資金を含めて総額5億円をB氏に預けたのです。

しかし、最終的に戻ってきたのは1億6000万円のみで、その後B氏とも連絡が取れなくなりました。

調査の結果、B氏が紹介した不動産投資には実態がなかった可能性が高いことが判明しています。

この騒動が大きくなり、所属事務所にも迷惑をかけたことを理由に、木本さんは松竹芸能を退所することとなりました。

平成ノブシコブシの吉村崇

平成ノブシコブシの吉村崇さんは、TKOの木本さんの仮想通貨トラブルの被害者の一人で、3000万円を木本さんに預けたと言われています。

吉村さんはテレビで「欲を出してしまった。仮想通貨をフルベッドでいれちゃったよ」と語っています。

吉村さんは、この投資トラブルが起こる前に仮想通貨で大儲けしていたようですが、莫大な税金で苦労したという話も有名ですね。

仮想通貨は危険?投資しない方がいい?

こんな話を聞くと、仮想通貨ってやっぱり怖いと思うかもしれません。

ですが、仮想通貨自体が危険というわけではなく、やり方を間違えなければ大きな問題はありません。

仮想通貨のトラブルの多くは、ハイリスクな投資や詐欺に巻き込まれたケースです。

例えば、信用できない取引所を利用したり、知人の紹介で怪しい投資話に乗ったりすると、トラブルに発展することがあります。

しかし、国内の金融庁登録済みの取引所でビットコインを購入して長期保有するだけなら、極端なリスクはありません。

むしろ、仮想通貨の将来性を考えれば、少額からでも買っておく価値は十分にあります。

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