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コインチェックの手数料が高すぎると言われる理由|使わないほうがいい?

コインチェック手数料高すぎる

「コインチェックは手数料が高すぎる」と言われることがよくあります。

国内取引所の中でもコインチェックは人気があり、多くの人が利用していますが、手数料について否定的な意見も少なくありません。

SNSやYouTubeでは「手数料が高いから海外取引所を使うべき」といった意見を発信するインフルエンサーも多く、これから仮想通貨を始める人の中には「コインチェックを使わないほうがいいのかな?」と悩む人もいるでしょう。

本記事では、コインチェックの手数料が高すぎると言われる理由を詳しく解説し、本当にコインチェックは使わないほうがいいのか?という疑問を解消します。

コインチェックを使うか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

コインチェックの手数料が高すぎると言われる理由

コインチェックの手数料が高いと言われる理由は、販売所のスプレッドが広すぎるからです。

スプレッドとは、買うときの価格と売るときの価格の差のこと。

こちらのコインチェックのビットコイン(BTC)の販売所でのスプレッドを見てください。

コインチェック販売所
  • 買うときの価格:15,006,000円
  • 売るときの価格:14,123,000円
  • スプレッド:883,000円(約5.88%)

買うときの価格と売るときの差が、「約5.88%」もあるのです。現在の価格だと、「約88万円」も差があります。

購入後すぐに売った場合、購入した瞬間に88万円の損失が発生するということです。

販売所では、コインチェックが仮想通貨の価格を決めています。

つまり、表面的には「手数料無料」となっている販売所ですが、実際にはスプレッドがあるため、ユーザーは取引のたびに見えないコストを負担しているのです。

スプレッドが広いと、短期トレードや短期投資をする場合に不利になります。

「価格が上がったら売ろう」と思っても、スプレッド分の損失を埋めるには相当な値上がりが必要です。

これでは、せっかく仮想通貨投資を始めても、思うように利益を出せない可能性が高くなります。

販売所でのスプレッドが大きいのは、コインチェックに限った話ではありません。

しかし、コインチェックは特にスプレッドが広い傾向があり、そのため「手数料が高すぎる」と言われてしまうのです。

コインチェックは使わないほうがいい?

ここまで読んで「やっぱりコインチェックは手数料が高いから使わないほうがいい」と思った方、ちょっと待ってください。

たしかに、コインチェックの販売所で仮想通貨を買うとスプレッドが広く、実質的な手数料が高くなります。

でも、コインチェックにはもう一つの取引方法があるのをご存じでしょうか?

実は、コインチェックでは「販売所」と「取引所」の2つの方法で仮想通貨を売買できます

このうち、「販売所」はコインチェックが仮想通貨の価格を決めるためスプレッドが発生しますが、「取引所」ではユーザー同士が売買するため、スプレッドがほぼ発生しません

このように、スプレッドは発生しません。

取引のしやすさは、「販売所」のほうが簡単ですが、損したくない人は、「取引所」を使うのがベストな選択肢です。

スマホアプリでは「販売所」しか使えず、「取引所」はブラウザからログインする必要があります!

コインチェックは使わないほうがいいということはありません。コインチェックの「販売所」は使わないほうがいいのです。

「取引所」を使うだけでスプレッドによる無駄な手数料を大幅に削減できるため、コインチェックを利用するなら「取引所」を選びましょう。

コインチェックのメリット

コインチェックは、「販売所」で買うと実質手数料が高くなることが分かりましたね。

「取引所」を使えば、スプレッドが発生しないため損することもありません。

ここで、コインチェックを使うメリットをご紹介します。

  • 何かあったときに安心
  • 日本語対応で使いやすい
  • 日本語の情報量が多い

1つずつ詳しく説明しますね。

何かあったときに安心

仮想通貨取引所には、ハッキングや倒産リスクがつきもの。
しかし、コインチェックは2018年に不正流出事件を経験しており、その後は金融庁の指導のもと、セキュリティ体制を大幅に強化しています。

さらに、現在はユーザーの資産をコインチェックとは別のウォレットで管理しているため、万が一取引所が破綻しても、預けた仮想通貨が失われるリスクは低いです。

日本語対応で使いやすい

海外取引所の多くは日本語対応が不十分で、サポートも英語のみ。
その点、コインチェックは完全に日本語対応しており、問い合わせもスムーズにできます。

特に、仮想通貨を初めて買う人にとっては、日本語で正確な情報を得られることは大きな安心材料になります。

日本語の情報が多

コインチェックは国内の大手取引所のひとつ。
そのため、日本語の解説記事や口コミが多く、わからないことがあってもすぐに調べられるのが強みです。

また、海外取引所は規制の変化で日本人が利用できなくなるリスクもありますが、コインチェックは国内の金融庁の認可を受けているため、突然使えなくなる心配がありません。

コインチェックを使うべき人

では、どんな人がコインチェックを使うといいのでしょうか。

それはずばり

ビットコインとイーサリアムをトレードせずに長期保有するつもり

という人です。

コインチェックはアルトコインの取り扱いが豊富ですが、取引所で買えるコインが少ないのが難点です。

有名なコイン以外にも、いろんなコインが買いたい人は海外取引所の使用をおすすめします。

しかし、ビットコインとイーサリアムだけを買って長期保有するつもりの人は、コインチェックで十分です。

結論:コインチェックの手数料は高いが使い方次第

コインチェックは「手数料が高すぎる」と言われることが多いですが、取引所を使えば、手数料が高すぎるということはありません。

販売所で買うと損する事になるので、コインチェックで仮想通貨を買うなら取引所を利用しましょう。

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